UEMには問題点もあるので注意が必要
UEMには問題点もあるので注意が必要
急速にデジタル化社会となった日本では、たびたびデジタル設備の不備からインフラが混乱する問題も発生をしています。
記憶に新しいものであれば、大手通信事業者の携帯電話が最大2日間も利用できない事態が発生しました。
政府と総務省では重大な事故だと表明をあげ、今後同じような問題が発生させないようにと行政指導をなされたほどです。
この問題を生み出したのはUEMというシステムの切り替えトラブルでした。
そこでここでは簡単に、UEMの問題点を見ていくことにしましょう。
まずUEMとは総合型エンポイントシステムというもので、1つのサーバーに無数の情報を集積させることが可能です。
問題点は許容範囲が大きい分、混線が起きてしまうという点になります。
特にデータ通信のように高速処理を必要とする場合、1つのサーバーでは対処ができません。
UEMは万能なように見えますが、取り扱う情報によっては脆弱性はあらわになるので注意をしないといけません。
UEMの条件付きアクセスでテレワークの安全性を確保
UEMには様々な機能が備わっていますが、中でも代表的なものとしてクラウドへの条件付きアクセスやアプリケーションごとのVPN接続、多要素認証などを挙げることができます。
社員が職場を離れて自宅で行うテレワークが活用されるようになった昨今では、特にクラウドに条件付きでアクセスを制限する機能などが重宝されています。
情報セキュリティ部門など専門の部署によってセキュリティ対策が施された職場とは異なり、社員が日常生活を送る自宅にはそれほど高いセキュリティが備わっていないのが実情です。
セキュリティ面で不安を残したまま自宅からのテレワークを進めると、情報漏洩をはじめとした驚異に企業全体が晒されるリスクを背負うことになりかねません。
UEMはテレワーク対策にも活用できるシステムとして、各種機能を備えているのが特徴です。
上手に利用することで安全性を確保しつつ、快適な業務環境を提供することができるようになるでしょう。